このコーナーではクマノスに寄せられた様々なお悩みを解決して、元気よく泳いでもらうための情報を掲載します。私たちの身体は十人十色でそれぞれ違います。自らの理想の泳ぎを獲得するためのヒントに少しでもなって頂ければと思います。
泳いでいて腰が痛いです
なんだか泳いでいて腰が痛い。キックをした時とか、ターンの時。練習終わってから腰が重い感じがする。。。
これらは水泳選手の宿命というべき負担である可能性があり、自分の身体を理解しケアをすることで、予防することができる負担でもあります。
水泳選手の宿命 キックを強く打つと〇〇が起こる
泳法の多くは6〜8割は手によるストロークによって推進力が得られています
そしてさらに速く泳ぐために残りの2〜4割に相当するキック力を強化することで速く泳げるようになるわけですが
このキック強化をすることでどうしても起こる現象があります
それは太ももの筋肉が強化されることです
そうですそれが狙いなのですから当然といえば当然ですし
そのこと自体は悪いことではありません
以下のことに気をつけないと腰に多大なるダメージを起こしてしまう可能性があるのです
股関節が伸び辛くなる
太ももの筋肉は骨盤にくっ付いていて、その筋肉が収縮することでキックすることができます
なんだかいっぱい筋肉がついてますね
この筋肉たちがどんどん強く発達してくるわけですが、一定の水準に達すると障害を受けやすくなる可能性があります
その一定の水準とは、1つ目は体幹部分の安定性を上回る脚力になった時
2つ目は太ももの筋肉たちの柔軟性が損なわれた時です
1つ目の体幹部の安定性を上回る脚力になった時とは
イメージでいうと紙飛行機にジェットエンジンを装備するようなもので
紙飛行機=体幹部、ジェットエンジン=キックと例えると
エンジンスタートしたが最後で、紙飛行機=体幹部はぐちゃぐちゃになります
きちんとした機体=きちんとした体幹部であることがジェットエンジンを装備する資格になるわけです
2つ目の太ももの筋肉たちの柔軟性が損なわれた時とは
筋肉の発達や、筋疲労などで柔軟性の低下が起こり、ケアを怠ると
キックをうった際に動きの制限が起こり関節がロックするだけでなく
挙句の果てに体幹部へ代償運動が起こります
どちらも体幹部の安定性が大切になるのでストリームラインのページを参考にして見てください
また太ももの柔軟性が重要になってきますので、日頃のケアがとても大切です
以下を参考にして見てください
太ももの柔軟性チェック
1、太もも前側の筋肉の柔軟性チェック
2、股関節前側の筋肉の柔軟性チェック
OK
NG
抱えた脚と反対側の足が地面から浮いてしまったら、浮いてしまった側の股関節が硬い証拠です。
その他にもこんなストレッチも試してみましょう
また抱えた脚が胸につかない場合、お尻の筋肉が硬い可能性があり、別の問題が出てくるので、それはこちらを参照してみましょう。